環境に配慮した梱包って?

管理人あさひの「梱包」についてもっと詳く知っとこ!ブログ

ガラス瓶を割れにくくする表面処理技術

2022.06.01

食品包装容器としてのガラス瓶の泣き所は、やはり割れやすいという点ではないでしょうか。そのため従来から製造時のキズに起因する割れについては、製造工程の最終段階となる検査で発見するといった方策はとられていました。さらにガラス瓶を出来るだけ割れにくくする対策も並行して検討が行われ、その一つに表面処理技術を使った対策があります。いくつか行われている対策のなかで、「薄膜酸化コーティング」と呼ばれる表面処理があります。薄膜酸化コーティングは。酸化スズの薄膜をガラス瓶の外側の表面にコーティングさせるもので、成形直後の高温状態で気化させて同材料を噴霧させるホットエンドコーティングと言われるものです。さらに、130℃以下となったところでポリエチレンといった樹脂や界面活性剤を外面に塗布するコールドエンドコーティングを組み合わせることで一層の向上を図っています。